2018.07.03
アイスキャンディー
足もとの素材をギュッと。色とりどりの人気のアイス
2014年の夏から、アイスキャンディーが発売されました。
頭石の岩清水、湯野牧場のエコ牛乳をベースとし、メインの素材も、地元・水俣市のものをたくさん使っています。
ここは水から素材まで、豊富にそろう、作り手にとっては宝の山のような地域です。
人の手が入るからこそ、素材や資源が活用できます。
米や野菜、果物、さらには水もそうしたひとつです。
水俣は平野が少ないため、田んぼも畑も、山などを開墾してきた歴史があります。
山の奥の奥まで開墾された跡が。
治水を得るため、お米をつくるために、山を整備し、人の手によって水の流れもできてきました。
モンブランフジヤでは移転オープンの2001年から、
ひとつひとつ、そこにある素材、水、牛乳などを知り、コツコツ素材の幅を広げてきました。
その集大成とも言える商品が、アイスキャンディーです。
水からお茶や果物、野菜まで。すべて詰めこまれています。
少しずつ商品も入れ換え、最近発売された赤紫蘇アイスキャンディーは、
美味しさも見た目の美しさも素材が生きています。
以前、スタッフが研修で見かけた、スペインはバルセロナのアイスキャンディー。
二層になっており、果物と並んでとっても美しく、迫力がありました。
それをヒントに、さらに新しい型を作製しました。
水俣の柑橘など、色とりどりの見た目も美しいアイスキャンディーを、試作し商品化していきます。
ニーチェが残した言葉があります。「足もとを掘れ、そこに泉あり」 と。
この「足もと」を「自分の足もと」ととらえ、
それは「世界にひとつしかない」と考えると、唯一無二の世界に対する受け入れの覚悟と決意が生まれます。そこから、自らの生き方にも通じていくような。
足もとの世界の豊かさは、住む人たちからのフジヤへのエール。
そうとらえて、足もとを大切に、素材と資源に向き合いつくり続けていきたいと思っています。
手作業を大事にこれからも。
生アイスキャンディー 8本セット