2018.08.08
ぶどう
愛情の詰まったぶどう

皮ごと食べられる、安心のぶどう。
探していたけれど、なかなか見つからかったぶどうに、2018年夏、出逢うことができました。
鹿児島県阿久根市にある、落合ぶどう園さん。すぐ近くには、夏には親子でにぎわう美しいビーチがあります。
30年ほど低農薬のぶどう栽培を行ってきましたが、2017年より新しい試みを始めました。
ぶどうの樹が本来持つ「植物ホルモン」を最大限生かした栽培ができるよう、無肥料栽培のノウハウを技術指導している㈱グリーングラス代表の道法正徳さんに学び、農薬を使わない代わりに、満月の日の海水、木酢液、炭パウダー、自家製青草発酵液などを使って、様々に試行錯誤してきました。
種をなくし実の肥大をさせるホルモン剤、化学肥料、動物生堆肥、除草剤等も使っていません。
2018年は農薬を一度も使わずに栽培ができました。
そういった栽培方法に取り組んでこられた健二さん・里砂さんご夫婦は、栽培以外にも摘房作業で出る若いぶどうを搾った果汁「アグリーダ」(酸味が強くレモン果汁の代わりに使えます)や、ドライぶどう・冷凍ブドウなど、ポリフェノールなど栄養分がたくさん含まれている皮の部分まで、あますところなく使えるぶどうの食べ方も教えてくださいました。
ぶどうは、可愛くて仕方ない存在だそうです。
冷凍ぶどうは、びっくりの美味しさで、皮までおいしく、まさに「アイスの実」。
「やりたいことをやりたい、食べたいものをつくりたい!」
「種があるって、命があること。種の大切さを伝えたい。」
医療の現場にも関わられてきた里砂さんの、命を想うあたたかく熱心な姿勢と、それを見守りながら黙々と作業される健二さんのお二人の様子が、とても印象的でした。
モンブランフジヤでは、ぶどうのショートケーキを始め、様々なお菓子に大切なぶどうを活用していきます。
落合ぶどう園さんの日々の取り組みは、こちらのブログで見られます。
「happy smile farm(落合ぶどう園)の奮闘記~自然って素晴らしい~」