2018.07.03
いちご
土づくりから生まれる味と香り
モンブランフジヤでは、2004年から、福山農園さんのイチゴを取り扱っています。
本来イチゴの栽培は、大量の農薬を使用します。
福山農園では、農薬は極力使わずに自家で培養した植物性の乳酸菌と、イチゴを発酵させた物を混ぜ合わせて、液肥や農薬代わりに使用しています。
自然に出る甘みや香り、旨みにこだわり、イチゴが育つ土壌を10年以上かけて作り上げてきました。3〜5年目ぐらいは結果が出ずに苦しい時期を過ごしましたが、それ以降は徐々に良いイチゴが育つようになり、土壌環境からこだわって生まれた製品は、全国の顧客に支持されるようにりました。福山さんのイチゴを食べてから、その味の違いに、他のイチゴが食べられなくなった人もいらっしゃるそうです。
福山さんのイチゴは口に入れた時に、最初に来る人工的に作られた甘みではなく、後に続いてくる自然な旨みと香りが特徴です。余分な肥料を与えない為、長く冷蔵庫に置いていても腐りにくく、鮮度を保ちます。
作れば売れる時代は終わり、良くなければ文句を言われる時代になってきた昨今、良い水、良い空気にこだわり、ハウス内の環境が良くなるような工夫をして、作物だけでなく、そこで作業する生産者の健康も考えながら、皆が元気でやっていける環境作りも目指しています。これからも広く奥深い味わいのイチゴ作りを探求していきます。
場所:鹿児島県出水市 福山農園