2018.07.03
もぎたて柑橘類
無農薬に込められた思い
フジヤの大人気ネーブルフロマージュや、コンポート、ゼリー等に使用している柑橘類を育てている「からたち」。
その昔、水銀汚染により海で漁が出来なくなった漁師さんたちが陸に上がり、甘夏みかんの栽培を始めました。
水俣病に侵された辛さを味わってきた自らが加害者にならない為に、農薬を使わない柑橘の栽培です。
水俣で育った無農薬の甘夏みかんを通して水俣病を知ってもらい、平和な社会を作っていく。
現在、世代が引き継がれ、3人の若いスタッフが生産者の皆さんと無農薬甘夏みかん、柑橘類を育てています。
農薬を使用していない柑橘類は、皮まで安心して食べられます。いつでももぎたての柑橘を運んでくれるので、とても新鮮。ジューシーで美味しいです。
高齢化が進み世代交代は始まっています。事業の規模を拡大していくのではなく、今ある事を大事にしながら丁寧に仕事がしたい。ただのみかんじゃなく、水俣病の患者さんが始めた水俣の甘夏みかんだから、色んな人に食べてもらえたらと伺いました。
モンブランフジヤでは、規格外で市場で販売されない柑橘達を引き取っています。
大切に育てられた柑橘を、余すところなくスイーツに変えて美味しく食べてもらい、「水俣」を発信する一端を担えたらと思います。
場所:水俣市袋